君に恋していいですか?
「でも、したいな…。ずっとそう思ってた。」

「そんな事思ってたの…?」

恥ずかしそうに頬を染める薫がたまらなくかわいくて、志信はまた頬にキスをした。

「その顔、かわいすぎる。キスしたい。」

志信は頬や耳に何度も何度もキスを落とした。

「ちょっと待って…。」

薫はバッグからポケットティッシュを取り出して唇にはさみ、口紅を押さえた。

「これで大丈夫…かな?口紅とれちゃったけど…おかしくない?」

「すっげぇかわいい。キスしていい?」

「うん…。」

薫が小さくうなずくと、志信はそっと薫の唇に唇を重ねた。

「薫、好きだよ。」

志信は薫の頬を両手で包んで、何度も何度も触れるだけの短いキスをくり返した。

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