君に恋していいですか?
そして、薫の額に自分の額をくっ付けて、熱いため息をついた。

「幸せすぎて、どうにかなりそう。」

「私も幸せ…。」

「じゃあ…もっとしていい?」

「うん…。」

二人はまた抱きしめ合って何度もキスをした。

やがてキスは熱を帯び、舌を絡めた深いキスに変わる。

「もっと、欲しい。」

志信が甘く囁くと、薫は小さくうなずいた。

「…うん…。」

志信は薫を抱き上げて、そっとベッドに下ろした。

薫のブラウスのボタンを外しながら、志信は薫の首筋に唇を這わせた。


< 255 / 290 >

この作品をシェア

pagetop