君に恋していいですか?
志信は薫のスマホを握りしめ、玄関で靴を履いて部屋を飛び出そうとして、足を止めた。
(そうだ、どうせなら…。)
靴を脱いで部屋に戻り、志信はタンスの中から着替えを出してバッグに詰めた。
その上に薫のスマホを乗せてバッグのファスナーを締めると、それを持って今度こそ部屋を出て、薫のマンションに向かって走り出した。
(薫は絶対誰にも渡さない!!それから今夜は絶対薫を離さない!!)
浩樹との話を終えて部屋に戻った薫は、とりあえず部屋着に着替えを済ませた後、バッグの中をゴソゴソと漁っていた。
「あれ…?おかしいな…。」
志信に電話をしようとバッグの中にあるはずのスマホを取り出そうとしたが、バッグのどこを探してもスマホは見当たらない。
(なんで?)
(そうだ、どうせなら…。)
靴を脱いで部屋に戻り、志信はタンスの中から着替えを出してバッグに詰めた。
その上に薫のスマホを乗せてバッグのファスナーを締めると、それを持って今度こそ部屋を出て、薫のマンションに向かって走り出した。
(薫は絶対誰にも渡さない!!それから今夜は絶対薫を離さない!!)
浩樹との話を終えて部屋に戻った薫は、とりあえず部屋着に着替えを済ませた後、バッグの中をゴソゴソと漁っていた。
「あれ…?おかしいな…。」
志信に電話をしようとバッグの中にあるはずのスマホを取り出そうとしたが、バッグのどこを探してもスマホは見当たらない。
(なんで?)