君に恋していいですか?
(意外と子供っぽいと言うか…食いしん坊?食べ物を美味しそうに食べる女の子って、見てて気持ちいいもんだなぁ…。)

「いつもは昼飯、どうしてる?」

「SSの近くのコンビニとか弁当屋で買って、他のスタッフと一緒に食べてる。」

「本社にいる時は?」

「たまに外に出て食べたりするけど…だいたい社食かな。」

「一人で?」

「うん。」

「じゃあ…本社にいる時は、また一緒に食べようよ。」

「滅多にいないよ。」

「うん、知ってる。いい?」

「いいけど…。」

また少し照れ臭そうに、薫はうつむき加減で最後のおかずを口に運んだ。

「そろそろコーヒー買って来るよ、姫。」

「もう…恥ずかしいから、それやめて…。」

更に照れて恥ずかしそうにしている薫の顔を見ながら立ち上がった志信は、笑いを堪えながらコーヒーを買うため席を離れた。

(恥ずかしがってる顔が見たいから言ってるんだって!!あーもう、めっちゃかわいい!!今すぐ抱きしめたい!!)



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