君に恋していいですか?
「今日…あの店行く?」

「うん、いいよ。」

「じゃあ…仕事終わって着替えたら、メールしてくれる?」

「わかった。」

「それじゃ、また後で。」

「うん、後でね。」

志信は軽く左手を上げて喫煙室を出ると、数歩進んだところで大きくガッツポーズをした。

(よっしゃあぁーっ!!卯月さんと約束したー!!やっぱり好きだ、大好きだー!!)

嬉しさのあまり大声で叫びたい衝動に駆られながら、志信は浮き足立って部署へと戻った。

(オレってホント単純…。さっきまであんなにヘコんでたのに、卯月さんが笑ってくれて、めちゃめちゃ嬉しい…。)





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