君に恋していいですか?
急いで自分のロッカーの中の鞄を掴むと、薫は更衣室の出口に向かって歩き出そうとした。
「待って下さい、卯月さん!いいですよ、使って下さい。」
「いや、あの…。」
うろたえる薫の腕に手を添えて引き留めると、梨花は笑って化粧ポーチを差し出した。
「卯月さんが化粧直しなんて、珍しいですね。これからデートですか?」
「デートとかじゃないけど…。今日は走り回って汗かいたから…このままじゃ、ちょっとアレかなぁって…。」
照れ臭そうに歯切れの悪い返事をする薫の様子を見て、梨花はニッコリ微笑む。
「化粧、しましょうか?」
「えっ?!」
「卯月さん、いつもの薄化粧もキレイだけど…ちゃんとしたメイクしたら、もっとキレイになるのにもったいないですよ。」
「いや…そんな事はないし…ちゃんとしたメイクしても似合わないから…それになんか恥ずかしいし…。ファンデーション直すだけでいいから…。」
「待って下さい、卯月さん!いいですよ、使って下さい。」
「いや、あの…。」
うろたえる薫の腕に手を添えて引き留めると、梨花は笑って化粧ポーチを差し出した。
「卯月さんが化粧直しなんて、珍しいですね。これからデートですか?」
「デートとかじゃないけど…。今日は走り回って汗かいたから…このままじゃ、ちょっとアレかなぁって…。」
照れ臭そうに歯切れの悪い返事をする薫の様子を見て、梨花はニッコリ微笑む。
「化粧、しましょうか?」
「えっ?!」
「卯月さん、いつもの薄化粧もキレイだけど…ちゃんとしたメイクしたら、もっとキレイになるのにもったいないですよ。」
「いや…そんな事はないし…ちゃんとしたメイクしても似合わないから…それになんか恥ずかしいし…。ファンデーション直すだけでいいから…。」