つきあかり



「シュウ、今日は女子どんだけ呼ぶ?」


そう聞いてきた龍司にんー、と声だけ出してソファの感触を楽しむ。


「もう、シュウは女子に興味ないなー、俺でも女の子好きなのにー」

「由良は女好きで有名じゃん」

「そんな祐樹が腹立つ」



「うるさい」



俺の近くでケンカを始める由良と祐樹に俺は低い声で呟く。



もっと言うと俺にはソファと酒があればいいから女子なんていらない




「…もうなんでもいい」


そうポツリと呟いた途端、目の前にいきなり影ができて、橘花の声が聞こえてくる。




「シュウってこういう女子もいいんだ」




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