つきあかり




「うわー、シュウすごいね、そんな子も抱けちゃうんだ」


「…何しに来た?」


「え?何って、あたしたちも仲間に入れて欲しくて」




面白半分で感心する由良を無視して俺はポッチャリに話しかける。



「仲間?」


「そ、ここで遊んでるんでしょ?ならあたしたちも混ぜてよ」



そう言ってにっこり笑って俺の隣にドカリと座ったポッチャリ。



ここはこんな女が来るところでもなければ遊び半分で来るようなところでもない。



俺らが見ていないふりしているだけで
やばい薬も売られてるし

無理やり襲われている人も多い。



そんなところに進学校のお嬢様たちが足を踏み入れていい場所ではない。







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