飴とノイズと君の声
隠し撮り...?

琳ちゃんさんは少しビクリと体を震わせ、周りをキョロキョロと見ていた。


「...けーちゃんさん」

「...うん。...琳ちゃん、大丈夫だから」


琳ちゃんさんは少し困ったような表情で頷く。

カシャッ。

また、シャッター音だ。

私とけーちゃんさんはキョロキョロと周りを見て、その音の主を見つけた。

女子高生3人組が、琳ちゃんさんとけーちゃんさんの方を見てコソコソと話している。

私とけーちゃんさんは、迷わずその方へと向かった。

女子高生はけーちゃんさんが近づいてくることに、驚きながらも顔を赤くしている。


「こんにちはー」


ニコニコと笑みを浮かべ、けーちゃんさんは女子高生に声をかける。

それを琳ちゃんさんは、少し心配そうに見ていた。
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