飴とノイズと君の声
「こ、こんにちは...!」


女子高生は顔を赤くして、お互いの顔を見合わせていた。


「さっき、写真撮った?」


しかし、けーちゃんさんのその質問に、女子高生は固まってしまった。


「...ごめんね、俺ら、プライベートでは写真撮られたくないんだよね...」

「あ...ごめん、なさい...」

「...消してもらってもいいかな...?」


その質問に、三人は戸惑っている様子。


「ね、お願い。俺らがここにいたことは、俺と琳ちゃんと、君達だけの、秘密にしよう?」


だけど、けーちゃんさんのその言葉に、嬉しそうに顔を赤らめて、「はい!」とすぐに写真を消してくれた。


「じゃあ、バイバイ。秘密にしてくれてありがとね」


けーちゃんさんはそう言って、琳ちゃんさんの方に戻った。
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