飴とノイズと君の声
次の日、私が登校してくると、既に琳ちゃんさんはみんなに囲まれている。

だけど、どこか不安げで、時折周りをキョロキョロと見渡している。

やっぱり、昨日のメールに何か書いてあったんじゃ...?

私はそれが気になって、琳ちゃんさんのところに向かう。


「琳ちゃんさん」


私が声をかけると、琳ちゃんさんはすぐに振り返り、笑顔を作った。


「あ、おはよー、ふーちゃん」

「おはようございます、琳ちゃんさん。...後で、お話ししたいんですが」


私の言葉に、琳ちゃんさんは困ったように微笑んで、「うん、わかった」と頷いた。
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