飴とノイズと君の声
「...私達、BADRADのファンなの。始めは純粋に歌声、ビジュアルに惹かれて。でも、だんだん本気で好きになって...メールアドレスも、手に入れた。...それで昨日、偶然琳くんがいたから、写メ撮って、メールを送ったの。お話ししませんかって。...だけど、そのメールは返ってこなくて...。どうすれば話せるかなって考えて、思いついたの。...゙会ってくれなきゃ、ゲームセンターに一緒にいた、あの女の子を傷付ける゙って」
「えっ...?」
「...そう。あなた。琳くんと仲良くしてて、目障りで...。だから、琳くんを手に入れるために利用した。...そのメールを送ったら、琳くんから返信が来たの。゙あの子には、何もしないでください゙ってね。...本当にイラついた。だからこう送ったの。゙佐隈マンションに来て、私達の相手をしてよ゙って」
...ふざけてる。
そんなの、あまりにも...あまりにも、酷い。
「そしたら、本当に来たのよ、琳くん。私達が詰め寄ると、怯えた表情で、今にも泣きそうで。...なんか、イメージと違った。もっとカッコいいと思ってたのに」
その言葉に、けーちゃんさんが怒りに震えているのが分かる。
でも私は、けーちゃんさんを制止した。
「...あなたたちは、BADRADのファンじゃない。ファンっていうのは、その人たちのことを応援する人のことです。...琳ちゃんさんをそんな理由で傷付けるなんて、許せません」
自分でも、驚いた。
こんなに冷酷な声が出るなんて。
「...もう二度と、BADRADに関わらないで下さい。あなたたちに、二人を応援する資格はないです」
「えっ...?」
「...そう。あなた。琳くんと仲良くしてて、目障りで...。だから、琳くんを手に入れるために利用した。...そのメールを送ったら、琳くんから返信が来たの。゙あの子には、何もしないでください゙ってね。...本当にイラついた。だからこう送ったの。゙佐隈マンションに来て、私達の相手をしてよ゙って」
...ふざけてる。
そんなの、あまりにも...あまりにも、酷い。
「そしたら、本当に来たのよ、琳くん。私達が詰め寄ると、怯えた表情で、今にも泣きそうで。...なんか、イメージと違った。もっとカッコいいと思ってたのに」
その言葉に、けーちゃんさんが怒りに震えているのが分かる。
でも私は、けーちゃんさんを制止した。
「...あなたたちは、BADRADのファンじゃない。ファンっていうのは、その人たちのことを応援する人のことです。...琳ちゃんさんをそんな理由で傷付けるなんて、許せません」
自分でも、驚いた。
こんなに冷酷な声が出るなんて。
「...もう二度と、BADRADに関わらないで下さい。あなたたちに、二人を応援する資格はないです」