飴とノイズと君の声
「...笑うなよ、琳ちゃん」
その声は、震えていた。
「...俺が泣きそうになってて琳ちゃんが笑ってるとかおかしいだろ。琳ちゃんも泣け。琳ちゃんのせいで泣いてんだから」
琳ちゃんさんに、けーちゃんさんの温かさが届いた。
琳ちゃんさんは、けーちゃんさんの肩に顔を埋め、小刻みに震えていた。
怖いに決まってる。
そんな経験をすれば、誰だってそうなると思う。
昨日、女性たちに囲まれたとき、どれだけ怖かっただろう。
過去のトラウマが一気に襲ってきて、だけど、私のためにそれに耐えようとしてくれていた。
「琳ちゃんさん、ありがとうございます」
話してくれてありがとう。
私のために耐えようとしてくれてありがとう。
私達は暫く、そこを動くことはなかった。
その声は、震えていた。
「...俺が泣きそうになってて琳ちゃんが笑ってるとかおかしいだろ。琳ちゃんも泣け。琳ちゃんのせいで泣いてんだから」
琳ちゃんさんに、けーちゃんさんの温かさが届いた。
琳ちゃんさんは、けーちゃんさんの肩に顔を埋め、小刻みに震えていた。
怖いに決まってる。
そんな経験をすれば、誰だってそうなると思う。
昨日、女性たちに囲まれたとき、どれだけ怖かっただろう。
過去のトラウマが一気に襲ってきて、だけど、私のためにそれに耐えようとしてくれていた。
「琳ちゃんさん、ありがとうございます」
話してくれてありがとう。
私のために耐えようとしてくれてありがとう。
私達は暫く、そこを動くことはなかった。