旦那さまの皮を被った変態が


ーー

夜。旦那さまからの帰るコールがあり、玄関までお出迎え。

「おかえりなさい、あなた」

「ただいま」

パタンと閉まる扉。
同時に、私に抱きつく長身。

端から見れば、妻大好き夫が甘えているように見えますのに。

「すううううぅ、はああああぁ!すうううぅっ、はああああ!」

「あなたは今まで、無呼吸でいらしたのかしら?」


※呼吸というより、匂いを摂取。

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