愛しています
1週間経っても優美は部屋から一歩もでてこなかった。
と言っても俺が仕事に行ってる間に風呂や食事をしに出てきてはいたと思う。
そしてその週の日曜日、突然バタバタと優美が出てきてこちらを見ることなく外へ出ていった。
また遊びに行ったか…
はぁ、とため息をつき、テレビを見はじめた。
すると2時間ほど経って玄関のドアが開く音がした。
「…優美か?」
ドアの音がしたというのに人が一向に見えないため、チラッと玄関のほうを覗く。