realize
「…ドライブ、久しぶりで楽しかったです。
夜景も綺麗で…感動しました。」


雅春さんはどこか寂しそうに
目をそらしながら笑った。


「…前に、この場所に連れてきた人がいて
あんまり喜んでなかったみたいだから…嬉しいな」


「…雅春さん」


その相手が雅春さんの大切な人
だということは容易に予想がついた。


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