missing
「あ〜びっくりしたなあ」


あたしは小声でボソッとつぶやいた

さらに
{なんでもないなら急に後ろを振り向くな!!!}
と決して本人には言えないだろう言葉を,森なんたらくんの背中に向かって心の中で叫んでみる



「ねぇ,琴さぁ〜...」

右隣の仲良くなれそうな元気な女の子はあたしの右ひじをシャーペンでつっつきながら話しかけてきた


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