慧眼のイコージョン
1章
「は、入学?」

太陽の光をいつもどうり反射する月の下、朱童紫音と雨傘莉央は話していた。

「うん。ちょっと問題があってね。学校行ってないんだからちょうど良いでしょ。あ、入学届けはもう出したから。」

「分かったけど問題って?」

誰も、彼等がタキオンだとは思えないだろう。何故なら、あまりにも普通の格好をしているから。

「カースが少し前に出現したんだよ。だから、学校の守護をお願い。」

カース、その一言を聞いて紫音の表情が変化する。

「了解、いつ登校するの?」

(今日は日曜日だから1週間くらいは間があくかな。)

「明日」

紫音の目の前が真っ暗になった
今はPM 12時
残り6時間のタイムリミットで、大量の荷物との戦いが始まる。


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