ネタ集め
小6
主人公の家から学校までの道にはストバスがあった
そこを通る時にはストバスを見ないようにしている
見たらやりたくなってくるから
ある日いつも通り下を向いて歩いているとストバスの近くの曲がり角で誰かとぶつかる
「すまん!大丈夫か?前向いとらんかったわ;;」
関西弁のどこか昔で聞いたことのある少し低い声が聞こえた
それでも少し幼い声
主人公は尻餅をついていた為、その男は手を貸してくれた
その手を取って立ち上がる
誰だか分かった主人公はその男を避けるように言った
「すみません、大丈夫です。それでは」
帰ろうとしたら主人公は腕を掴まれてしまった
当たり前だが驚いた顔をする主人公
その男は主人公の雰囲気から何か気づいたようだ
今吉「なぁ、自分どないしたん?ホンマに大丈夫なん?あ、すまんの、ワシ今吉翔一や」
いきなり自己紹介し始めたその男
やはりと思いながら今吉を見る
今吉「自分、名前は?」
どんどん話を進める彼に警戒しながら答える
「……花宮真…です」
今吉「警戒せんでええやん~」
ニヤリと笑う今吉
今吉「そや、自分バスケできるんか?なら、バスケやろうや」
そういいながらストバスに連れてかれそうになる
「すみません、俺バスケはやらないって決めたんで…」
今吉「ふーん、そないなこといってホンマはやりたいんやろ?」
確かにバスケは好きだ、でもそうしたら彼を傷つけてしまうかも知れない
嫌がりながらも結局1on1をしてしまった
だが、ちゃんと普通にバスケが出来た
最近やっていなかったのにブランクを感じさせない動きだった
だが、今吉には負けた
今吉「自分強いやん!ウチの中学来んへん?」
お互い息が上がっている中、今吉は突然勧誘してきた
それを驚きながらもやんわりと断る
今吉「その名札についとるそのマークって私立小やろ?オカンに頼んで市立中に入れてもらい」
聞こえてなかったかのように話す今吉
どうやら気に入られたらしい
とりあえず考えておきますと言い逃げる