私が好きなのは貴方だけ。
私はピンクの花が咲いている浴衣。
愛ちゃんはレトロな柄の紺色の浴衣。
2人で花火が始まるまで
屋台を見て楽しんでた。
「愛ちゃん、りんご飴食べたいっ」
「美羽、これ去年全部
食べれなかったでしょ?」
「今年は食べれるもん!!」
私は愛ちゃんに宣言をして
屋台のおじさんにお金を渡して
りんご飴の棒を握る。
「ね、愛ちゃん」
「るい!!!!」
私が愛ちゃんを呼ぶと
愛ちゃんは違う人を呼んでいた。
るい…
あ、愛ちゃんの好きな人だ。