私が好きなのは貴方だけ。
「愛ちゃ〜んっ
また黒乃くんに怒られた!」
私は授業が終わると少し離れた席に
座っている愛ちゃんの所へ駆け込んだ
「また怒られたの?」
愛ちゃんはスポーツならなんでも出来て
強くて、でも優しい私の幼馴染み。
ベリーショートの髪型も愛ちゃんなら
とっても似合う。
「そうなのっ、ちょっと外見てた
だけなのに!怖いよ〜っ」
私は愛ちゃん無しでは
生きていけないです。
「それだけで怒るのも厳しすぎると
思うけど、そうやってうじうじ
ビクビクしてる美羽も
悪いんじゃない?」
「え、私ってそんなにビクビク
してるかな?」
「あんた自覚無かったのね」
「・・・。」
わかんないよっ
自分じゃ自分の事、客観視出来ないから
とにかくちょっと強くなれば
黒乃くんは怒ってこないって
愛ちゃんはアドバイス
してくれたんだよね!!
じゃあ私、強くなる!