私、負けません!

苛立ちを感じながら走っていた彼女は、
前からくる3人の男子生徒に気づかない。

明らかに、オーラの違う男たち。

普通なら避けてしまうのに、こういうときに限ってぶつかってしまうのだ。

ドンッッ!

「あっ。すいません。前を見てなくて‥」
慌てて、謝る朱里に対して聞こえてくる舌打ち。

はぁぁぁい?すごく感じが悪いんだけど…
一言文句言ってやろうか。

ってヤバイ!!時間がない。

朱里は、慌てて講堂に向かっていった。
< 5 / 7 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop