赤いSoulが浅葱色に変わったトキ。
サクサクと、教え方がうまい朝霞に教わりながら、二着の着物を脱いだり着たりを繰り返していた。4、5回繰り返した後、「一応袴も練習しておきますか。」という朝霞にみてもらいつつ、二着の袴も一回ずつ脱ぎ着してみた。
朝霞「はい、問題なさそうですね。畳み方やしまい方もバッチリです。」
と、横で着付けの様子を見ていた朝霞が拍手をしながら言った。
亜耶加「袴は自信あるよ。剣道で毎日着るものだし、着方や脱ぎ方、畳み方からしまい方まで全部教わったもの。」
朝霞「そうとは知っていましたが、これほど上手だとは……お見逸れしました。着物はあんなに頑張ったのに……。」
亜耶加「そ、それは言わないでよ……。」
朝霞「クスクス。いえ、本当にお上手ですし、丁寧です。幕末でも、こんなに丁寧にたたむ方は、そうそうおられませんよ。」
亜耶加「そうなの……って、朝霞。私が幕末に行くにあたってお願いしたいことがあるんだけど。」
朝霞「?はい、何なりと。」
亜耶加「え……と、その。敬語、やめてくれない?むず痒いし、敬語使われるのは嫌いなの。」
朝霞「そう、ですか……。わかった、亜耶加。」
亜耶加「ん、そのほうがいいや。」
ふふ、と笑って朝霞を見ると、私の顔を見てから頬が少しだけ赤くなって、にっこりと笑った。
朝霞「はい、問題なさそうですね。畳み方やしまい方もバッチリです。」
と、横で着付けの様子を見ていた朝霞が拍手をしながら言った。
亜耶加「袴は自信あるよ。剣道で毎日着るものだし、着方や脱ぎ方、畳み方からしまい方まで全部教わったもの。」
朝霞「そうとは知っていましたが、これほど上手だとは……お見逸れしました。着物はあんなに頑張ったのに……。」
亜耶加「そ、それは言わないでよ……。」
朝霞「クスクス。いえ、本当にお上手ですし、丁寧です。幕末でも、こんなに丁寧にたたむ方は、そうそうおられませんよ。」
亜耶加「そうなの……って、朝霞。私が幕末に行くにあたってお願いしたいことがあるんだけど。」
朝霞「?はい、何なりと。」
亜耶加「え……と、その。敬語、やめてくれない?むず痒いし、敬語使われるのは嫌いなの。」
朝霞「そう、ですか……。わかった、亜耶加。」
亜耶加「ん、そのほうがいいや。」
ふふ、と笑って朝霞を見ると、私の顔を見てから頬が少しだけ赤くなって、にっこりと笑った。