きみが死ぬまでそばにいる
何が大丈夫なのか。もはや、そう問い返す気にもなれなかった。
何を言っても、きっとわたしの言葉は届かない。これ以上付き合っていたら、こっちがおかしくなってしまう。
「無理だから! あなたは気にしないのかもしれないけど、わたしにはそういうのは無理。大体……勘違いしてるみたいだけど、わたしはあなたのことなんて、これっぽっちも好きじゃないの!」
わたしは叫んで、陸の手を振り払った。
「……それとも、これはわたしに対する復讐なの? 気持ちの悪いことを言って、困らせて!」
その時初めて、陸は気味の悪い薄ら笑いを浮かべるのをやめた。振り払われた自らの手を一瞥すると、驚くほど冷たい視線をわたしに向ける。
「なあんだ、分かっちゃいました? だけどそれくらいの権利、俺にだってあるでしょう?」
「そんなの――」
「案外世間知らずなんですね。やったらやり返される、って常識でしょ」