冒険者の上下
 「我らグランダ軍が勝った!今日の勝利を祝って宴会を開くぞ!!」嬉しそうに叫ぶ、ロクサーヌ王と民と兵。


 「パテス戦勝利に乾杯!!」
ワァー ガャガャ イエェエイ

 「ロクサーヌ王。今まで本当にありがとうございました。私、ネストラは旅に出ます。最後に皆に真実を言ってから行きますので、ロクサーヌ王は見守っててください。」
決心は特区についている。

 「わかった。」王はさみしそうにいった。

 「フレデリカ・グランダです。急に申し訳ございません。皆に伝えなければならないことがあります。私、旅に出ます。もう二度と帰ってこないと思います。 

もう一つは、グランダ家の姫である私は、この国の姫ではないんです。この国の姫は昔亡くなられたそうです…。
私の本当の名前は、ネストラ・ミランアシュリー なんです。騙した訳ではありませんが、申し訳ございませんでした!私はこの国にいれて楽しかったです。
ありがとうございました!」

この言葉を言ったとたん周りがざわついた。

しかし、ここの民は難なくと聞き入れ、
大丈夫だよ。こちらこそありがとう。
と言っていた。
なんて優しいのだろう。
そう思った。


旅に出ようか。
また、新しい 一ページをめくろうか。
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