幸せな日々が・・・
馬鹿な私は進みがおそくて奏汰の言うとおり遅刻ギリギリになってしまった。

「俺の予想当たったな」

「ほんとだよ・・・。」

「自転車で行けばギリ間に合うか。萌、後ろ乗れ。」

「えっ?うち自転車のれるよ?」

「途中で事故ってもらうと困るから」

「なにそれ~~その通りだけどさぁーまっお言葉に甘えて後ろ乗せてもらうね」

「おう」

奏汰の背中は大きくて男の子だなぁってあらためて思った。

そのとき奏汰が私の手を掴んでこしに当てた。

どきっ・・・

「つかんどけ」

「うん」

不意にそういうことすると心臓がこわれそうなくらいうるさくなる。

奏汰ばれちゃいそう・・・。逆にばれてほしいかもな・・・。

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