もう一度…
「まず、今の彼氏さんの状況から話すよ?

ミカの彼氏は生きてる。だから安心して?でも体は病院にあるけど心というか、魂というか…それが体から離れてしまっている状態なの。

その状態がもっと長く続くと、彼氏はこの世界には戻ってこれない…だからそれを防ぐためにも、こっちへ帰ってこさせないといけない。

ミカの彼氏が体から離れたのには、1つ大きな理由があったみたい。

それは…ミカのことが心配だったから…
心配しすぎて…ミカの近くに居たいって強く願いすぎたから…」




ミカは、涙を流していた――
メイはミカの手を握って…背中を擦っていた。

「ミカ…大丈夫?
話しても、理解できそう…?」

「……ッうん…大丈夫…話して…?
ちゃんと聞きたい…」

私は続けた。
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