もう一度…
「…お願い…霊を祓って…!

もし……もし雅也が体に戻って来られなかったとしても、
霊に囲まれたままで、死なせたくない……

おねがいします…」


「…ミカ…」

「…わかった。
なら、この霊達を祓う。

雅也くんも体に、戻ってこれるように全力を尽くすよ。
二人は危ないから離れてて…」



二人にそう言って私は、準備を始めた。


『……オン…シオンさん…』

(!!)

(…雅也…くん…?)

『はい…
……ありがとうございます…助けようとしてくれて…
でも、あなたも危険なんでしょう…?

そのことを二人にそう伝えなくていいのですか…?』

!!

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