もう一度…
「シオンっ!シオンっ!

ねえ、目を開けてよ!
お願い!ねぇ……」

(…息はある…でもなんでこんなに冷たいの……
何があったのシオン……)

「お願い……目を開けてよ………
私、どうしたらいい……?何をすればいいの……?」



私は、我を失っていた…
大切な親友がこんな状態になって、冷静になんて居られるわけなかった。

どれくらいシオンを抱きしめただろう…

(救急車……呼ばなきゃ……
あ、私忘れてた…シオンの伝言……)

 
ふと、シオンの伝言を思い出し
ポケットから手紙を取り出した。






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