もう一度…
始まり
「今から、200年ほど前…
この村に初めての災いが降りかかった。
そのとき村はとても豊かで、自然もあって、
村人は毎日、幸せに暮らしていたんだ。
そんなとき、一人の子どもが産まれた。
その子は、強大な力を持っていたんだ。
その子供が大人になったとき、この幽案村を造り上げた。
その力を持つ子どもこそが、お前たち巫女の"始め"とされている。」
(聖…私たちの始めって…?)
(…ああ。
いわゆる、霊力があったってことだろうな…)