もう一度…
「…辛かったね…
こんなにもたくさんの思いを一人で抱えて…
こんなに小さいのに…よく頑張ったね…。
もう、大丈夫だから…
だれも、あなたのことを傷つけない…
私がさせないから……
だから、もう休んでいいよ……?」
私がそう言うと、男の子は
『ほんとう……?
もう、だれもバケモノみたいだっていわない…?
だれも……ぼくをころそうとしない……?』
私は胸が詰まり、頷くことしかできなかった。