もう一度…

『…よかった…。

じゃあ、ぼく…もうやすむね。

ずっとひとりでまってたんだ…
だれかにたすけてほしくて。


おねえちゃんがきてくれてよかった。


……ねえ。
ぼくのことしんじてくれるなら、
ひとつだけおしえてあげる。




はやくここからにげたほうがいいよ。
おおきな じしんがくるんだ。



どうぶつたちがはなしてた。

だれにもとめられないくらい
おおきいじしんだって。』



< 281 / 291 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop