もう一度…
「シオン、大丈夫よ? 
その、おじさんはどこにいるの?」

「、、、てんじょう。
かべに、くっついているの、、、おかあさん、、、

こわいよぉ。おいはらって、、、」 


こんなことを口走る私を、おかしいと思わなかったそうだ。なぜなら、お母さんも"見えていた"らしいから。



私のこの"力"はお母さん譲りらしい。
   

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