もう一度…
校長先生は、黙って聞いてくれていた。 

「本当に辞めて良いのかい…?
後悔はしないかい…?」


「はい。後悔はしません。」


「…ならわかった。
退学を許可しよう。君が考えて決めたことなら
我々が口を出す訳にはいかないからな。

手続きの書類を渡すから、書いてもらうよ。
少し、待ってなさい。」


ガチャッ




そう言って校長先生は部屋を出た。
< 90 / 291 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop