もう一度…
ミカとメイは私が退学することを知っているが、
他の生徒には知らせてなかった。
 
知らせる必要もないだろう…そう思ったから。


私は、荷物をまとめ教室を出ようとした。
その時、誰かが言った。   


「おい!学校辞めるんだろ?
俺たちクラスメイトだってのに、一言もなしかよ!

なんとか言えよ!!」

ザワザワ ザワザワ

教室がざわめく。



ミカとメイは、必死で黙らせようとしてくれている。

「やめなよ!
アンタたちは紫音のこと邪険にしてただけじゃない。」

「放っといてやりなよ!
紫音の好きなようにさせてやればいいじゃない!


…紫音、行っていいよ…?
私たちはちゃんと分かってるから…」





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