もう一度…
一人にしては広すぎるリビング。
一人で食べる食事。

いつの間にか一人で生活することに慣れていた。


お父さんが亡くなった時は、一人が寂しすぎて
泣いてばかりで、何もする気力がなかったのに…

いつからか、「今日の夕食はどうしよう」と考えている自分がいた。



適当に夕食を作り、テーブルに並べる。


「…いただきます…。」

テレビを相手に摂る食事。

部屋には、お皿の音とテレビの音が響いていた。



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