仲間
文化祭当日ー。

「やほー。久しぶりだねー♪らーん。」
太陽みたいに笑いながら歩いてくる集団。
「久しぶり~!元気だった?みんな!」
本当に久しぶりだった。

ラインのやり取りはあったけど。
会うのは……

「半年ぶりじゃね?」
涼の言う通りだ。

私たちは、実に半年ぶりの再会なのだ。

「いやー、しっかし、お前、身長縮んだ?」
ゲラゲラと笑いながらちゃかしてくる竜也。それに便乗して笑う巧。

「ん?」
何か見つけたみたいにうなった私に、巧が、どうした?と顔をのぞきこんでくる。
「主計はー?」
気になっていたことを巧たちに聞くとー。
「え?主計?」
「あー、あいつ?」
言いにくそうにモゴモゴとしゃべる。
「いやぁ、あれにはマジでビビったわ。ギャハハっ!」
笑いながら涼が言うと、
彼らの背後から、懐かしい声が、私の名前を呼ぶ。

「アイタタ。ひさし~。蘭。」

衝撃の姿で現れた主計。
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