仲間
そうして、小学校卒業のとき。

私たち二人は、同じ中学へ進むことになっていた。

中学入学式ー。
「また同じクラスだね~!これからもよろしく!」
そう言って、また太陽みたいに笑ったんだ。
「うん!よろしく~由紀。」
仲良しな私たちは、笑いあっていた。

ある日のこと。
クラスで。
「なぁ、蘭?て読むんだよな?」
隣の、いわゆる不良君。
「あ…うん。そうだよ…。」
私がそう言うと、彼はにっこり笑う。
「そか。オレ、秋葉巧(あきばたくみ)っていうんだ。よろしく!巧でいいからな!後でオレのダチ紹介してやるよ(笑」

なんだって私の周りは太陽みたいなんだろうか。
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