溺愛シンデレラ


「じゃあ、シンデレラ。俺の部屋に戻ろう。」


王子様がそう言い、私の腰を抱こうとすると、シオン様の手が私の腕に伸び、


「わっ!」


気がついたら私はシオン様の腕の中。


「兄上は何をしでかすか分かりません。今夜は僕の部屋にどうぞ。良いですよね?」


「何いってるの?シンデレラは俺の「はい、喜んで!」何言ってるのかな?」


王子様のこめかみがピクピク動いてるような気がするけど、気のせい気のせい!


「では、部屋に行きましょうか。おやすみなさい。兄上。」


シオン様は私の手を引いてスタスタと歩く。


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