溺愛シンデレラ
「くぅー、はぁ!」
思いっきり伸びをして深呼吸すると、溜まったモヤモヤが少しだけ晴れた気がした。
「ん?」
ふと目に留まったのは庭の片隅に落ちている光る何か。
手に取ってみると、
「これは・・・、ブローチ?しかも、ペガサスの紋章!まさか・・・」
国を象徴するペガサスの紋章を身に付けられるのはただ一人。
「国王様?」
そう呟き周りを見渡すと、視界を黒い影がかすめ、私は意識を失った。
「やっと手にはいった。」