No one can replace 『貴方の代わりには、誰もなれない。』
八人で、食事をして
楽しい時間を過ごした。
圭都は展望台からの景色を
みながら、大はしゃぎ
水上のご両親と圭吾が、
一緒に見てくれていた。
綾は、私の母が抱いてくれていた
そのとき・・父が‥‥‥
「紗綾乃‥‥‥
今まで、わるかった。
圭都を一人で産むのに、不安だったろう。
お父さんの身勝手から、お前には苦労を
させてしまった。」
と、詫びてきた。
私は、驚いたが‥‥
「あの時がなかったら、
私は、圭吾に会えてないよ。
圭吾を殴ったんだってね。
聞いてびっくりしたの。
お父さんが、私の事で
怒るなんて‥と。
でも、嬉かったんだ。
圭吾は、痛かっただろうけどね。」
と、私が言うと
母は、
「クスクスっ」
笑っていた。
父は、ばつが悪い顔をしながら
「父さんの母、
お前達のお祖母ちゃんあたる人だな。
母は、父さんにとても厳しくてな
父さんは、母親の前で正座を
壊したこともなく
まして、母親と直接話したこともない
誰かを介してでないと·····
そんな風にずっと、育てられて
そんな母が苦手でな。
その母に紗綾乃の容姿が、
そっくりなんだよ。
それでか、紗綾乃と
どう接してよいのか
わからなくて‥‥すまない。
辛い思いをさせて。」
と、話してくれた。
「私は‥‥‥ずっと
なぜ、なんだろうと
思っていた‥‥‥
でも、お父さんだけが悪いんじゃない。
私も、さけて、自分から
歩みよることをしなかったから。
話してくれて、ありがとう。」
と、お父さんと笑いあっていると
私の頭の上にキスが落ちてきた。
‥‥圭吾だ‥‥‥‥‥