No one can replace 『貴方の代わりには、誰もなれない。』
Ⅴ 付き添いとあなた
母は、私の事をなにも知らなかったことが
ショックだったようで、泣いていた。
父は、彩乃の為なのか‥
「紗綾乃の言った条件を
全て、受ける」
と、言った。
母は、
「あなたは、それで、
なんとも思わないのですか?」
と 父に言っていたが‥‥‥
私は、
「いいの、お母さん。
これは、私が前から考えていた事だから。」
と、伝えた。
父も母も‥それ以上
なにも言わなかった。
明日には、水上さんが
日本の病院に運ばれてくる。
紗綾乃は、やるしかない‥‥‥
そう‥‥思っていた。