隠した心の果て

～第1章～

～第1章～


｢あーちゃん!! 朝よー、起きなさい!! 大学遅刻するよー｣

その声で私は目を覚ました。

｢ぅうーん...｣

おはようございます。
私の名前は宮坂 亜美(みやさか あみ)。大学1年生です。
私の朝はお母さんのモーニングコールから始まる(笑)

大学生になってまでお母さんに起こしてもらってる事はさておき

寝ぼけまなこで、ベットからでて大学に行く準備を始める。

｢ふわぁー｣

大きなあくびをしながら準備を済ませた私は家族が揃っているリビングに行った。

リビングにはもぅみんなそろっている。

｢あーちゃん何そのあくび、どうせ遅くまで起きてたんでしょ｣

お姉ちゃんが、半笑いでいった。
言い返してやりたかったが本当の事なので何も言えない。

｢あーちゃんは、だらしないなー(笑)｣

お父さんが言うと、家族みんな私を見て笑う。
まぁこれも宮坂家の日課かと思いながらスルーしている。

私の家族は、お父さん、お母さん、お姉ちゃんの4人家族である。
末っ子だからかみんな私に甘い。
そして、すごく可愛がられているみたい(自称)

そして家族の間で私は｢あーちゃん｣と呼ばれている。
恥ずかしいが昔からなのでもう慣れた。
1時期嫌で辞めてと言ったが
家族みんな｢なんでー？｣とか｢かわいいじゃん｣とかなんとか言って結局やめてもらえなかった。

はい、そうです。諦めました(笑)

そして、もぅ1人家族以外に私を｢あーちゃん｣と呼ぶ者がいる。

ガチャ
ドアがあいた。

｢あーちゃん、おはよー!!｣