距離


「ご、ご飯!!
今から作るね!?」
「それなら大丈夫,先輩と食ってきたんだ」
「あ…そっか…
ごめんね?」

少ししょんぼりする結衣。
寝起きはこんなに可愛いものか!?
いや、普段から可愛いけど…
立ったまましょんぼりしてる結衣

「結衣、こっちおいで?」

ソファーに座って手を広げる。
結衣は少し顔を赤くさせながらも膝の上に跨った。
いやに素直だな…。
そう思いつつそっと抱きしめる

「ご飯…ごめんね?」
「大丈夫。
そのかわり明日は俺の好きなオムライス作って待ってろよ?」
「…うん!!」

一気に明るい顔になる結衣。
俺の好きな笑顔を向けてそのまま擦り寄ってくる。
あぁぁ!!可愛い!!
俺は爆発しそうになる理性を必死に保った
それなのに人の苦労を知らない結衣は不意打ちに俺にキスをした
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