狼さんに喰われたい。
「え...嘘。」

お風呂から上がると、着ていた制服が無かった。


バスローブは嫌だから、制服にしようと思ってたのに...


「あのー、制服ってどこに...??」


仕方なくバスローブを着て、ソファーに座っている大神さんに尋ねた。


「ん?
あぁ、俺のコレクションにしたよ。」


「嘘!!」


「うん、嘘。
洗濯中。」


大神さんの冗談ってイマイチ分からない...


「俺もお風呂に入ってくるね。」


大神さんは立ち上がって、お風呂場へ消えてしまった。
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