狼さんに喰われたい。
「でも、普通に考えておかしいですよね?
ついこないだ会ったばかりで、一緒に住むなんて。
それに毎日、あんな大金...」


「ミャーは俺のこと嫌いじゃないんでしょ?
だったら、一緒に住んでも良いよね?」


グイグイと私に詰め寄る大神さん。


「不安なら分かりやすい関係になる?

ミャーは俺に喰われる、俺はミャーを養う。」


「どうしてそうなるんですか!?
大神さんは今まで通り過ごす、私は予定通り新生活をスタートする、で良いじゃないですか!?」



「...俺、ミャーが好きだよ。」

私を押し倒して、大神さんは真剣な顔で言った。
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