狼さんに喰われたい。
「大神さんが好きなのは、高校生ですよね?
それ以前に、大神さんなら周りに可愛い人や美人が沢山いますよね?」

余りの近さに大神さんから顔を横に逸らした。


「ミャーが良い。
ミャーの言った通り、周りに女の子は沢山いるし、ミャーは高校生じゃなくなるけど...
ミャーが1番好きだ。」


つい最近会ったばっかの人、それに一応イケメンに告白された。


一体、どうすれば...??


「私、恋愛したことないんで、こういうの分かりません。」


私の言葉に大神さんが目が大きくなる。


「今まで、彼氏とかいたことないの?」


「残念ながらないです。」


「ミャー、余計なこと言ったね。
もう逃がしてあげない。」


大神さんが舌舐めずりをする。
< 55 / 98 >

この作品をシェア

pagetop