狼さんに喰われたい。
「...ご飯くらい作りましょうか?」


「え?ホントに!?」

大神さんの目が輝く。


「一人暮らししてたんで、それなりには作れますよ。」


...って、自分から提案しちゃってるし。


「これってご褒美だよね?」

ニヤニヤする大神さん。


「いらないなら、作りませんけど?」

恥ずかしくなって、大神さんの質問は聞かなかったことにした。


「作って!作って!!
ミャーの手料理とか、すごく楽しみ!!」

大神さんが立ち上って、私に抱きつく。


「...セクハラですよ?」


「ご飯手伝うから、ちょっとくらいオマケして。」


喜び過ぎてちょっとウザい大神さんと、一緒にご飯を作ったー
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