狼さんに喰われたい。
「そっか、なら良かった。」


「あ、お茶汲みもお願いしました。」


羽鳥さんの言葉に大神さんがピクッとする。



「・・・マジ??」


「マジマジ。」

コクコクと羽鳥さんが無表情で頷く。


二人の普段の会話って、こんな感じなのかな??



「憎めない奴だな。」

そう言いながら、自分の椅子に座る大神さん。


お茶汲みって、そんなに魅力的なものなのかな...?


「ま、明日から宜しくね。
ミャーの淹れてくれるお茶、楽しみだなー。」


「ハードルが上がってる気が...」


「そこは気にしなくて大丈夫。
ミニスカートで補えるから。」


...お母さん、取り敢えず明日から社会に出ますー
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