番のエージェント
危ない所だった。

唇を真っ青にするナターシャを。

「さ…」

リィは背中を押して部屋へと戻らせる。

「遊びたい年頃なのは分かりますけれど…ご自身のお立場をもう一度認識なさって下さい…貴女の身は貴女だけのものではないのですから…」

「ええ…わかりました…」

少し羽目を外し過ぎたかも知れない。

その事を素直に反省し、ナターシャはリィと共に部屋へと戻る。

その後ろ姿を見送る霸龍闘に。

「霸龍闘さん」

ナターシャは肩越しに振り向いた。

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